通販のアドボケートを安全に使おう

愛犬のイメージ 動物病院に限らず、通販で購入するという手もあるアドボケート。

一昔前に比べるとアドボケートの入手法は広がっているため、飼い主の方が自分に適した方法でアドボケートを手に入れることができます。

ライフスタイルに合わせた入手法ができるのは便利な点ですが、手軽に手に入れられるからこそ注意が必要です。

 

通販でアドボケートを購入した場合、適切な使用方法を知らないまま使うことになります。

ほとんどの通販では、アドボケートの商品ページに使い方について記載されていますが、全ての通販がそうなっているわけではありません。

利用する通販によっては、アドボケートの使い方について詳しく説明されていない場合があります。

そういった通販でアドボケートを購入した場合、アドボケートの詳しい使い方を知ることができません。

 

アドボケートは、日本国内では動物病院でしか手に入れられない犬猫用の予防薬です。

病院でもらえる予防薬は、間違った方法で投与すると愛犬や愛猫の健康に大きな悪影響を与えてしまうおそれがあります。

間違った使い方をするだけで重篤な副作用を引き起こしてしまう危険性も高まるため、アドボケートが持つ本来の効果を最大限引き出すためにも安全な方法で使わなければなりません。

通販で購入したアドボケートを使うときは、必ず事前にどのような方法で使えばいいのか、よく調べておきましょう。

 

通販のアドボケートの用法用量は?

アドボケートを正しく使うにあたって、特に確認しておきたいのが用法用量です。

人間用のものでもペット用のものでも、医薬品は用法用量を守ることで適切な効果を得ることができます。

用法用量を無視して投与した場合、効果があらわれすぎて愛犬や愛猫の体に大きな負担を与えてしまいます。

また、副作用があらわれる危険性も高まるので、アドボケートを安全に使うにあたって用法用量を確認するのは基本中の基本といえます。

 

愛犬のイメージアドボケートは、月に1回、1回あたりピペット1本分を滴下します。

薬液が皮膚に直接触れないと予防効果が得られないので、滴下する際は被毛をしっかりとかき分けて皮膚が見えるようにしてから行ってください。

また、薬液を舐め取ってしまうと副作用があらわれる可能性があるため、ペットが自分で舐め取れない箇所に滴下する必要があります。

1匹だけでなく複数のペットと暮らしている場合は、他のペットが滴下箇所を舐めてしまわないよう、アドボケートを滴下したペットを隔離したりエリザベスカラーをつけたりして対策してください。

アドボケートの用量は体重によって変化する

アドボケートは犬用と猫用が作られており、成分の配合量がそれぞれ異なります。

犬と暮らしている場合なら犬用、猫と暮らしている場合なら猫用のものを使用し、犬用と猫用を間違って使わないよう注意しましょう。

また、愛犬や愛猫の体重に合わせて適切な量を投与できるよう、さらにそこから細かい種類に分けられています。

犬用猫用だけでなくペットの体重に適したものを選ばなくてはならないので、事前に愛犬や愛猫の体重をはかっておきましょう。

 

【アドボケートの体重別の種類】

・犬用の場合

体重4kg未満:小型犬用

体重4.1~10kg:中型犬用

体重10.1~25kg:大型犬用

体重25.1~40kg:超大型犬用

 

・猫用の場合

体重4kg未満:0.4mLの猫用

体重4.1~8kg:0.8mLの猫用

 

愛犬や愛猫の体重に適している種類がない場合は?

一緒に暮らしている愛犬や愛猫の種類によっては、アドボケートの種類の中に適しているものがない場合があります。

特に超大型犬や大型猫に分類される犬種や猫種は、平均体重が重く、規定の体重を超えてしまうことも多々あります。

このような場合は、ペットの体重に適した量になるよう複数のピペットを組み合わせて滴下しましょう。

 

アドボケートは、犬用と猫用でそれぞれ有効成分の基準量が決められています。

そのため、複数のピペットを組み合わせて滴下するときはこの基準量に従って、滴下量を決定しなくてはなりません。

基準量を超えた量を滴下してしまうと、愛犬や愛猫の健康に悪影響を与えてしまうので注意しましょう。

また、基準量は犬と猫とで違いがあるので、間違えてしまわないように気をつけましょう。

アドボケートの具体的な基準量は、下記のとおりなので参考にしてください。

【犬の場合】

体重1kgあたりイミダクロプリド10mg、モキシデクチン2.5mg

【猫の場合】

体重1kgあたりイミダクロプリド10mg、モキシデクチン1mg

 

アドボケートは通販で購入する前に注意点をチェック

愛犬のイメージまた、アドボケートを安全に使うためには用法用量だけでなく投与する際の注意点にも気をつけましょう。

アドボケートは安全性が高く、ほとんどの犬や猫に対して安心して滴下できるように作られています。

しかし、どのようなペットに対しても絶対に安全というわけではなく、場合によっては悪影響を与えてしまう可能性があります。

こういった注意点は、動物病院では処方してもらったときに獣医師の方から説明してもらえますが、通販ではそうはいきません。

適切な使用方法や用量だけでなく、アドボケートにはどのような注意点があるのか、通販で購入する前に忘れずに確認しておきましょう。

一部の犬種には投与する際に注意しよう

アドボケートは、数多くの犬に対して滴下できるように作られています。

幅広い犬種にお使いいただけますが、コリー犬やオールド・イングリッシュ・シープドッグおよびその系統の犬種には慎重に滴下しなくてはなりません。

該当する犬種にアドボケートを滴下する場合は、かかりつけの獣医師の方と相談し、様子をよく観察するようにしましょう。

 

これらの犬種には慎重に滴下しなくてはならないのには、アドボケートに配合されている成分に理由があります。

アドボケートには複数の有効成分が含まれており、そのうちの1つにモキシデクチンという成分があります。

この成分は、アベルメクチン系という種類に分類される成分と同じ構造をもっています。

コリー犬やオールド・イングリッシュ・シープドッグ、その系統の犬種が敏感に反応してしまう成分と構造が同じのため、該当する犬種に使用すると副作用があらわれてしまうおそれがあります。

重い副作用が引き起こされてしまう可能性も考えられるため、十分気をつけましょう。

アドボケートには併用できない医薬品がある

医薬品の中には、併用禁忌薬といって一緒に投与してはいけない薬が存在する場合があります。

併用禁忌薬に指定されている医薬品を一緒に投与すると、成分の相互作用によって効果が打ち消されてしまったり、重い副作用に繋がったりしてしまいます。

ペット用の医薬品の中にも併用禁忌薬が存在するものがあり、アドボケートもそういったものの1つです。

通販でアドボケートを購入する際は、一緒に併用してはいけない医薬品は何か、忘れずに確認しておきましょう。

 

アドボケートの併用禁忌薬は、スピノサドという成分が使われた医薬品です。

スピノサドは、ノミやマダニに対して効果を発揮する特徴がある成分で、ノミダニ駆除薬に使われています。

基本的には安全に使える成分ですが、モキシデクチンと同じ構造をもっているイベルメクチンとスピノサドを併用した際に重度の副作用がみられたという報告がされています。

アドボケートでも同じ現象がみられる可能性があるため、スピノサドを含んだ医薬品とアドボケートの併用は行わないようにしましょう。

 

アドボケートの併用禁忌薬は、スピノサド以外にも存在している可能性があります。

すでに何らかの医薬品を投与しているペットに対して使用する場合は、事前にアドボケートを併用しても大丈夫かどうか獣医師の方に確認をとっておくと安心できるでしょう。

事前に獣医師へ確認をとるのは面倒に感じてしまいがちですが、愛犬や愛猫の健康を守るためにもしっかりと確認しておきましょう。

 

通販で購入できるアドボケートを安全に使う方法まとめ

・事前にアドボケートの用法用量を確認しておこう

・ペットの体重に適した種類がない場合は、アドボケートの基準量を参考にして複数のピペットを滴下する

・一部の犬種への滴下や併用禁忌薬など、アドボケートの注意点も確認しておく

 

アドボケートは、無理に動物病院まで行かなくても通販で手軽に購入できます。

しかし、通販で購入すると安全な使い方を知らない状態でアドボケートを手にしてしまうので、間違った使い方をしてしまう可能性があります。

安全にアドボケートを使うためにも、ご紹介した方法を実践し、正しい知識を得てから通販で購入するようにしましょう。